この活動を始めたきっかけをお伝えします。
代表理事の坂本は母子家庭育ちでした。
母親の月収は12~14万円ほどで、団地住まい。
医者からは栄養失調と診断されていた子どもでした。
収入が低いとどうなるか、それは、友達付き合いがなくなり、孤立します。ランチやカフェなど行けなくなりますからね。
孤立するとどうなるか、それは、孤立という心に空いた隙間に迫ってくる、神様・宗教・スピリチュアル・ネットワークビジネス・怪しい健康セミナー、これらの団体が近づいてきます。
私の母親は青森で農家出身、みんないい人、と思っています。
それ自体は悪いことではありませんが、悪い人たちに付け込まれてしまいます。
田舎あるあるですが、3か月くらい空き家に滞在する怪しい健康セミナーで、ガンが治る電気が通電するリクライニングチェア(100万円)をそのエリアで唯一うちの母親だけが購入しました。
小学6年生で栄養失調でガリガリだった坂本は、必死に止めましたが、母親の言うことは
「私が病気になったらあなたを養うことができないから。」
と言い放ち、買ってしまいました。
また、1本1万円以上するガンが治るドリンクが家にあったりと、ガンでもないのに、まるでガン患者のふるまいを母親はしていました。
神様・宗教・スピリチュアル・ネットワークビジネス・怪しい健康セミナー の彼らは、マーケティングのプロです。
強迫観念を植え付けたのです。
ガンでもない母親に、
「あなたがガンになったら子どもはどうなるの?」
いまでこそ理解はしていますが、昔の私はこれらのビジネスを非常に恨んでました。
さて、ここで改めてどうして親子MiraiCanvasを立ち上げたのか、ですが
私は体験ゼロの人間でした。
小学生の夏休み、友人は
キャンプ、BBQ、スイカ割り、旅行、遊園地に行く中、坂本はイオンモールにウインドウショッピング(買い物はせずにみるだけ)のみでした。
外食もありませんでした。
また、父親がいなかったことが大きなハンデとなる場面もありました。
社会人1年目、私は父親世代の方と話したことがなかったため、上司と話すことが怖くて、うまくコミュニケーションが取れなく、自分が周りよりもスタートラインが後ろにあることに気づきました。
これも体験格差のひとつです。
そういう生い立ちで育ったため、昔の自分と同じ状況の子たちに、体験をプレゼントしたい!!!!
そして、ある意味で、自分自身も今から子どもに返ったつもりで、当時できなかったことを取り戻すかのように思い出を作りたいんです。
そして、子どもたちの環境を作っているのは親御さんです。
偉そうなことを言うようですが、親御さんたちの現状も変えてあげたい!
その2つの思いで、私はこの構想を2025年5月に思い立ち、知り合いに話しまくり、仲間を集め、
2か月後の2025年7月に一般社団法人親子Mirai Canvasを立ち上げました。
このように、すべては私の原体験からの設立背景です。
だからこそ、この取り組みは一生をかけて熱意をもってやり抜けるものと確信しており、私の使命と感じております。
一生懸命に努めますので、どうぞよろしくお願いいたします!
代表理事ー坂本慎也