“心を育てる時間”足りていますか?
今の子どもたちが育つ環境は、便利で情報にあふれています。でもその一方で、「本物の体験」や「感動する心」は、どこか置き去りにされていないでしょうか。
・ふとした音楽に泣きそうになること
・絵本の中の誰かに共感して胸がキュッとなること
・道ばたの花に「きれいだね」と言える心
こうした“感じる力”は、子どもが大人になったとき、人間としての深みや優しさを支える土台になります。
今回は、そんな「情操教育」にフォーカスして、
- 情操教育とはどんなものか
- いつから始めるべきなのか
- 家庭でできる方法や習い事の選び方
- そして、親子で感性を育てる音楽イベントのご案内
を丁寧にお届けします。

“心が育つ瞬間”って、大人も一緒に味わえるんですよね。自分が子どもの頃にできなかった分、今の親子に届けたい体験です。
情操教育とは?──“感じる力”を育てる教育
「情操教育」とは、子どもの感性や情緒を育てるための教育です。
具体的には、音楽、美術、自然体験、絵本の読み聞かせ、動物とのふれあいなどを通じて、美しいものや他人の気持ちに心が動く体験を積ませていきます。
この教育は、「思いやり」や「共感力」、「想像力」など、数値では測れないけれど、社会の中で生きていくためにとても大切な力につながります。
知識や計算が得意な子が増えている時代だからこそ、“こころ”の育ちは見落とされがち。でも、将来、どんな職業についても、どんな人生を歩んでも、「人の気持ちがわかること」は絶対に必要です。
特にAIが台頭する世の中において、心というのは人間の最も特徴的な分野でもあります。

人の心が動く瞬間に立ち会うのが、私は一番好きなんです。イベントをやっててもそれがご褒美なんですよね。
情操教育はいつから必要?──スタートの目安とゴールは?
「いつから情操教育を始めるべきか?」という問いに、明確な正解はありません。
でも、幼児期──特に0歳〜6歳までの“感受性が最も育つ時期”に始めるのが効果的だと、多くの専門家が言っています。
子どもは、生まれたばかりのころから音に反応し、色に興味を持ち、人の表情を読み取る力を育てていきます。
そこに「豊かな体験」が加わると、その子の世界はぐっと広がります。
ただし、小学生や中学生になってからでも遅すぎるということはありません。年齢に応じたアプローチを工夫すれば、何歳からでも“心の育ち”は始められます。

私は体験してこなかった分野だから、ぜひ皆さんに届けたいなー。
家庭でできる情操教育の方法──今日からできる“心のごはん”
情操教育は、特別な習い事や高価な道具がなくても、日常の中で十分に取り入れられるものです。
たとえば、家で流している音楽に合わせて一緒に歌ってみる。
夕焼けを見ながら「きれいだね」と声をかけてみる。
絵本を読み終えたあと、「この子、どんな気持ちだったと思う?」と聞いてみる。
ほんのひとことが、子どもにとっては“心を育てる言葉”になります。
そして何より大事なのは、「親自身が楽しんでいること」。
「この絵きれいだね」「この曲、なんか泣きそうになるね」
そんな素直な感情をシェアすることで、親子の関係もグッと近づいていきます。

お子さんの姿を見て、自分も学びえることがたくさんある、それが情操教育の良い部分ですね。
習い事で感性を伸ばすには?──選び方と注意点
音楽教室や絵画教室、ダンス、演劇、リトミック、自然体験型の野外活動など、情操教育に役立つ習い事はたくさんあります。
でも選ぶときに大事なのは、“子どもが本当に楽しいと思えるかどうか”。
「頭が良くなるから」「評価されやすいから」「親である私が昔やりたかったから」という基準で選ぶと、かえって子どもの心は閉じてしまいます。
また、経済的な理由で習い事が難しい家庭もあると思います。
そういうときこそ、地域の無料イベントや市民講座などを活用してほしいです。
自治体がやってる音楽会や自然体験プログラムも、立派な情操教育の場です。
そしてなにより、私たちの団体こそが、無料イベントを行っております。
親子で感じる「心の音楽会」──参加費無料の特別イベント
そんな想いから、親子Mirai Canvasでは、情操教育の第一歩として“親子音楽会”を企画中です。
これは、ただのコンサートではありません。
親子が一緒に音を楽しみ、感じ、共有し、心を通わせる体験型のイベントです。
おもちゃの楽器を触って演奏してみたり、手拍子でリズム遊びをしたり、そしてプロの演奏家の音楽を聴く。
五感をフルに使って、“心があたたかくなる時間”を一緒に過ごしましょう。
日時や場所などの詳細は、公式LINE・ブログで後日発表予定です。
参加費は無料(定員制)。
参加対象年齢は”小学生未満(未就学児)”を対象としており、すべてのご家庭の方にご参加いただけます。

主催する私たちもすでにワクワクしています!
体験格差をなくす仕組みづくり──ご寄付のお願い
この音楽会を、より多くの親子に届けるために──
もしあなたが「応援したい」と思ってくださったなら、1口500円からのご寄付にご協力いただけたら嬉しいです。
ご寄付は、
- 会場費や備品費
- 楽器やかぶりものなどの購入費
「情操教育は大事」──そう思っていても、届けられる場がなければ何も変わりません。
想いを“形”にするための輪に、あなたも加わっていただけたら幸いです。
おわりに──感性を育てる体験を、親子で一緒に
子どもの心は、触れたもの、感じたもので形づくられていきます。
そして、親と一緒に感じたことは、一生の記憶として残り続けます。
あなたの子どもに、どんな“心の景色”を見せたいですか?
勉強も大事。でも、「感じること」も、もっと大事。
そんな価値観が広がるように──私たちは音楽会を開きます。
一緒に、心が育つ体験を。
そして、未来へつながる親子の記憶をつくりましょう。
それでは最後まで読んでいただきましてありがとうございました!