寄付=余裕がある人のもの?

「寄付」と聞いて、こんなふうに思ったことはありませんか?

  • まずは自分の生活が安定してから…
  • 余裕ができたらその時に…
  • お金がないから寄付なんて無理…

これらの思いは、実はほとんどの人が感じている“心のブレーキ”なんです。

でも、冷静に考えてみてください。
「余裕がある人が寄付をする」のではなく、
寄付をする人が、結果的に心に余裕を持てるようになる」という逆転の視点もあるんです。


「余裕ができたら寄付する」は、永遠にその日が来ないかもしれない

収入が増えても支出も増える。
仕事が落ち着いたと思ったら次の悩みが来る。
「余裕」って、実は主観でしかないんですよね。

つまり、“いつか余裕ができたら”という未来を待っていたら、寄付という選択は永遠にできないかもしれません。

ミラキャン

私も「まずは稼いでから」って思ってた。でも実際、収入が増えても自分のためにしかお金は使いませんでした。つまり、いつまでたっても、寄付って、しようと思わな限りは行いません。金額よりも「今ある中から出す」っていう行動そのものが心を豊かにするんです。


寄付に必要なのは「額」ではなく「マインド」

多くの人が、寄付=「何万円も払うこと」と誤解しています。

でも、たとえば…

  • 財布の中の小銭でコンビニ募金
  • 月500円のマンスリーサポート
  • 自分が使わない本、着なくなった服をチャリティへ
  • 自分の知識・情報をプレゼント

これだって立派な寄付です。

“わずかでも誰かの役に立てる”という意識が、実は自分を肯定する力になるんです。


「寄付=与える側」というセルフイメージが人生を変える

「私なんかが寄付しても…」
そう思う人は、ぜひこう考えてみてください。

寄付することで得られるのは、「誰かを助けた」という実感。
それは“こんな私でも、与えることができる人間なんだ”という、ポジティブな自己肯定感を持てます。

すると、不思議なことに…

  • 人との関係が良くなる
  • 自然と笑顔になる
  • 胸を張って歩けるようになる
  • 仕事に対する責任感や誇りが生まれる
  • チャンスに気づくアンテナが立つ
  • もっと自分に出来ることがないかな?と思うようになる。

つまり、「与える人」になることで、どんどん前向きになっていくのです。

ミラキャン

ある時気づいたんです。自分へのご褒美で、1万円のお寿司を食べたときの喜びの数値が100だとします。その1万円を子ども達にスイーツをプレゼントします。笑顔で食べて遊んでる様子を見て得られる幸福感は、200、いや300、それ以上あります。子どもたち自身もハッピー。それを見てこっちまでハッピー。こんな幸福の連鎖があるんだと気づきました。お寿司を食べたときの喜びは、次の日まで持続はしません。ですが、子ども達の笑顔の様子を目に焼き付けたことは、脳内でいつでも思い出せて、そのたびに幸せになれます。この法則にようやく気づいて、この活動をすることになったんです。


子どもにも見せたい「足るを知る与え方」

「うちにはそんな余裕ない」と言っている背中を、子どもは見ています。

一方でこんなことを親子で一緒にやってみると、お子さんの心の育みにもつながります。

  • 被災地に寄付する
  • 着なくなった服を一緒に仕分けして寄付する
  • 満腹ではなく腹八分目が健康にもいいと言いますから、残りの2割は誰かに分け与えよう。
  • なんで寄付をするのか、を子どもにわかってもらう

そんな“わが家なりの寄付”を一緒に楽しむ時間は、子どもにとって「人にやさしくするってこういうことなんだ」と学ぶ貴重な機会に。

こどもの頃にすでに本能的に、”分け与えることの喜び”という感情が機能しているとの研究結果も出ています。

ミラキャン

寄付というのは、余裕があるからやるのではなく、想いが原動力となって行うことなんですね


寄付に「余裕」はいらない。必要なのは“その気持ち”だけ

寄付は、「余裕のある人だけの特権」ではありません。

むしろ、自分には余裕がない…と感じている人こそ、一歩踏み出す価値がある行動です。
その一歩が、心に余裕をもたらし、未来の自分の姿を変えていくこともあるんです。

収入の1%だけでもぜひ行ってみてください。
30万円なら1%は3,000円。
いや、ワンコインでもいいです。
そして、寄付したことがどのように使われているかも、確認できるなら最高です。

まずは「誰かのために動ける自分」になってみませんか?


なぜ「寄付するとお金持ちになれる」と言われるのか?

寄付する人が、お金持ちになっていくという話、聞いたことありませんか?

実際、アメリカのハリウッドスターや、富豪たちは「Giving Pledge(ギビング・プレッジ)」といって、資産の半分以上を寄付すると誓っています。ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットもその一員。

そこにはこんな理由があります。

  • 「与える人」には人が集まり、信頼が集まり、結果的にチャンスが舞い込む
  • 寄付することで“お金の器”が広がる=稼げる自分になっていく
  • 「自分は与える側の人間」という自己イメージが、成功を引き寄せる
ミラキャン

寄付をしてるって話すと、意外と「紹介したい人がいるんです」ってビジネスの相談が来たりします。不思議と、応援する側にまわると、付き合う人のステージも上がります。あと、一言でいうと、「搾取する人が去っていく」イメージです。


寄付は「お金」だけじゃない──“与える人”になるという選択

寄付=お金って思われがちだけど、「時間」「スキル」「場所」なども立派な寄付です。

  • 子ども食堂のボランティアに1時間参加する
  • 自分の得意を活かして講座を1回提供する
  • 自宅の空きスペースを誰かの活動に貸す
  • 余っている製品をプレゼントする

探してみると、意外にも寄付できる知識・情報・サービスはあったりします。ぜひ一度棚卸しをしてみてください。


「寄付するとお金が減る」というブロックを超えるために

寄付は、単なる「支出」じゃありません。
未来の“応援資産”として、あなたの人生に返ってくる“投資”です。

  • 寄付を通じて出会う人とのつながり
  • 自己肯定感が上がり、人生のパフォーマンスがアップ
  • お金以外の幸せに気づくきっかけ

お金を“回す”ことで、巡り巡って自分が幸せになれるんです。

ミラキャン

実は私の今の活動も、お金以上に「縁」を引き寄せる力があると実感しています。急がば回れ、資産のことを考えたら貯めこむのが一番ですが、実際はそうじゃないんだなということを実感しています。


おわりに|あなたも「1%寄付」から、世界を変えてみませんか?

「寄付=特別なこと」じゃなくて、「日常の中でできること」。
まずは1%、少額でも自分が“与える人”になる選択をしてみてください。

あなたの小さな一歩が、
誰かの「人生が変わった日」になるかもしれません。

そして気づいたら、自分の人生も変わっているはずです。